今日は、設立後に初めての申告をする会社ということで、相談を受けた際の出来事です

当たり前のことですが、
今回の申告にあたって、
定款会社の登記簿謄本を見せてくださいとお願いしました。
株主や役員などを確認していたところ、

「実は・・・」と相談されたことがありました。

この会社では新設備を開発しており、
その研究費が膨大にかかってしまうため、
近いうちに出資を募ろうと思っていたようです。

さらにその出資を募る際に、
「エンジェル税制の事前確認制度を利用して・・・」
投資家に特典もあるということでアピールしようという話でしたが、
なんだか雲行きが怪しくなってきたなぁと感じてきました

 

なんと、エンジェル税制の適用を受けられる要件を満たしていなかったのです
株主の出資割合の要件を満たしていなかったので、
その旨を伝え、あわててフォローをしたという事件がありました。

設立の際、事業計画をしっかりと練って、
今後利用しようとする制度を見据えておけば、
こんなに慌てなかったはずですが・・・

これから会社設立を考えられている方は、
まず、初めに会社を設立しようと思ったきっかけや
今後会社をどのようにしていくかというイメージを思い描きながら、
計画的に進めていくと良いですね

税理士法人 大田原会計事務所