葛飾区で会社設立のサポートをしております。
税理士の大田原です。

今日は、「マーケティング」と「販売」の違いについて、お話をさせて頂きます。

マーケティングというと、大企業だけの話だと思ってしまいがちですが、
中小企業でもマーケティングの考え方は応用できると、私は信じています。

そもそもマーケティングとは、何でしょうか?
最近、もしドラで有名なピーター・ドラッカーは、
「マーケティングの目標は、販売を不要にしてしまうことである。」と言っています。

この文章の面白いところは、「マーケティング」と「販売」を使い分けている点です。

ここでいう「販売」とは、セールスのことを意味しており、
頭を下げて買ってもらうようにお願いする行為を意味していると言われております。

つまり、マーケティングをすれば、
「頭を下げて買ってくださいと言わなくても、
自社の製品を買ってもらえるようになる」
ということです。

例えば、生命保険などが良い例だと思います。
普段、生命保険会社の営業マンが、訪問してきても、
必要がなければ、追い返してしまいますが、
節税で必要になれば、急いで来てくれ!と、
お願いした経験はないでしょうか?

このとき、生命保険会社の候補が複数社あった場合、
マーケティングがうまくいっている生命保険会社は、
成約に至りますが、
マーケィングをおろそかにしている生命保険会社は、
成約に至らないのではないでしょうか。

必要なときに必要な商品をやサービスを提示できれば、
頭を下げて買ってくださいと言わなくても買ってもらえる。
そのための仕組みを作るヒントがマーケティングにあると私は思っていますが、
皆様はいかがでしょうか?

税理士法人 大田原会計事務所