葛飾区で会社設立のサポートをしております。
税理士の大田原です。

今日は、組織論の話をさせて頂きます。

従業員に対する給料はいくらにしたら良いでしょうか?
昇給については、行った方が良いでしょうか?
など、給料についての悩みは尽きません。

実際、初任給の設定について、相談されることもありますが、
いくらが正しいかなど、正解がないため、誰もが悩んでしまいます。

ただ、注意しなければならないことがあります。
それは、給料を多く支払えば、従業員は満足しているだろうと考えてしまうことです。

ハーツバーグの実証研究によると、
給与については、モチベーションをアップさせるための要素にはならず、
逆に、給与水準が低いと不満要素になるということが実証されました。
このようなモチベーションアップにつながらず、
不満要素になる要因をハーツバーグは衛生要因と言っています。

この理論からすると、給与を多く支払っても、
従業員のモチベーションがアップしないということになります。
もし、給料でモチベーションがアップできないとしたら、
どのようにすれば、従業員のモチベーションをアップさせることができるのでしょうか?

ハーツバーグによれば、仕事の達成であり、自己の成長が認められることが
モチベーションアップにつながると実証しています。
このように従業員のモチベーションをアップさせる要因のことを
ハーツバーグは動機づけ要因と言っています。

この実証が、動機づけ要因でモチベーションをアップさせながら、
衛生要因である不満要素をなくすという考えの基礎を築きました。

私の過去の勤務経験からも、自分の成長ができるような職場環境であれば、
みんなが生き生きと働いていていて、
自発的に自らが率先して働いていたことが記憶に残っています。

ハーツバーグの理論を現場に活用できれば、
会社も大きな成長ができるかもしれませんね。

そんな風に考えると、希望がわいてくるのではないでしょうか?

税理士法人 大田原会計事務所